エーペックス（2009年生、母ケイアイポップス）

エーペックス（2009年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「頂点、頂上、最高潮」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時14歳）と交配したケイアイポップスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島正広。戦績は、中央平地34戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島良一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、エフエスケイによって420万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月2日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウヨウゼウスを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中4週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた3戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のからまつ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2012年）

1月14日、中4週で迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月7日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサンライズブレットにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

9月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプリュキエールをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月23日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4歳（2013年）

1月26日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったライジングサンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

5月19日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズワールドに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月28日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（6戦2勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月1日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5歳（2014年）

6月8日、約6か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた27戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

10月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

12月13日、中7週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の浜松特別（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6歳（2015年）

2月7日、中7週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

2月21日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月26日、中8週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。