カシノフェリクス（2020年生、母エレンシア）

カシノフェリクス（2020年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+幸運(ラテン語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時9歳）と交配したエレンシアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年のSAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ(C2 31)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって462万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月20日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3歳（2023年）

2月19日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

9月2日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大久保友雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月22日、中6週で馬体重を前走から35kg増やして迎えた7戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、SAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のイークウェスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、C2-22組（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2024年）

2月18日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた14戦目は、てげうめっちゃが!宮崎の酪農応援賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクロカドッグに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、一般C2 19（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2 16（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフクシマブルースに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

6月11日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2-8（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2-6（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月22日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、一般C2-6（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。