ヤギリスパイダー（2005年生、母ダンシヴィル）

ヤギリスパイダー（2005年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋蜘蛛」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時14歳）と交配したダンシヴィルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。戦績は、中央平地9戦0勝、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C3五イ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月27日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は536kg。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月1日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2009年）

1月7日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた11戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたベルモントバースト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中7週で迎えた12戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3五イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンエッセンスを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月30日、中6週で迎えた16戦目は、一般C3三ウ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。