ユリシーズ（2010年生、母オルガナイザー）

ユリシーズ（2010年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスの小説名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時16歳）と交配したオルガナイザーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月24日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2013年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原田敬伍騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

11月28日、中9週で迎えた6戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4歳（2014年）

7月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大柿一真騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアリオダンテに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたアンハートフェスト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。