パレストレパング（2009年生、母バンブーウタヒメ）

パレストレパング（2009年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宮殿＋ナマコ」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時15歳）と交配したバンブーウタヒメが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方24戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2七八九。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月27日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3歳（2012年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた8戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルキンカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリバーマンサーナに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルナツミカンに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングストライドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したマイネフラッシュにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

10月16日、中4週で迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したタケショウロードにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた17戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンツバキ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月10日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレストクィーンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルスイカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月2日、中2週で迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、祝!富士山世界文化遺産登録記念特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトーセンキャロルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったフリートルージュに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアレックスキッドに2馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

11月12日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（7戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたポアントゥブルボン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中4週で迎えた28戦目は、トナカイ特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた29戦目は、磯山さやか賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた30戦目は、よみうりランド賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2八九（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。