コスモボヤージュ（2002年生、母アドベンチャーオン）

コスモボヤージュ（2002年6月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋旅、航海（仏）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のピルサドスキー（当時10歳）と交配したアドベンチャーオンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝康晴。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大滝康晴から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ケイアイスペースファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって210万円で落札された。

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月31日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3歳（2005年）

3月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月28日、中4週で迎えた6戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた7戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月23日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたカンファーエルフ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤士津八騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。