ウエスタンラック（2005年生、母ウエスタンビビアン）

ウエスタンラック（2005年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幸福」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したウエスタンビビアンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の「うらかわ馬フェスタ」特別(一般D2-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、北西牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、ローズヒルによって1,050万円で落札された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したモエレマーリンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2009年）

5月5日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマウンテンボスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイアスノカミに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月2日、中1週で迎えた5戦目は、一般D2-1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したテツキチダイオーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月1日、中3週で迎えた6戦目は、せせらぎの里日高町賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、「うらかわ馬フェスタ」特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウサムデイを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。