パナマックス（2005年生、母マキシマムデニール）

パナマックス（2005年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「パナマ運河を航行できる最も大型の船舶」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したマキシマムデニールが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

7歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、村上欽哉牧場によって430.5万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、エーシンジーラインに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったルティラーレに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモイライザに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に敗れた。

4月19日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（6戦1勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキャラメルチャンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。