マイネルスバル（2003年生、母ケイエフペガサス）

マイネルスバル（2003年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋昴」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したケイエフペガサスが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋修から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって798万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

斎藤宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月12日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、6着に終わった。

3歳（2006年）

1月23日、中6週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたマイネルネオス決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアドバンテージをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

4月8日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

8月19日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったカイシュウムサシに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

8月4日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

9月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5歳（2008年）

5月6日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、カルビーポテト特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた16戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、リンカーン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤジャパン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた18戦目は、サムライハート賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、東京スポーツ特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた20戦目は、サッポロクラシック特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、JAむかわほほえみ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、ディープインパクト・プレミアム3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた23戦目は、JAしずない万馬券特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月6日、中1週で迎えた24戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2009年）

5月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、周防灘特別（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

7歳（2010年）

1月16日、約8か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラスイートピーに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月7日、中2週で迎えた28戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイセイコロネットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエプソムブリッジを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザルツブルクに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月10日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスナークブルートに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月25日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。