パリスサルタン（1993年生、母メジロキャニオン）

パリスサルタン（1993年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロティターン（当時15歳）と交配したメジロキャニオンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）エービーシーファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

2月3日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

10月20日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（1997年）

9月23日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、石狩川特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5歳（1998年）

4月5日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。