エメラルドピアス（2000年生、母マーチングナイル）

エメラルドピアス（2000年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エメラルドのピアス」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアダブリン（当時9歳）と交配したマーチングナイルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地13戦0勝、地方19戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の一般B3-3。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月8日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの皐月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（7戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月7日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた14戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月16日、中7週で迎えた15戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2-10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマンダリンメガにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバクシンライアンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクステイタスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた22戦目は、伊藤義哉誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイカアプを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニシヤマタイクーンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

6月29日、中1週で迎えた24戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクブルーリボンに半馬身交わされて2着となった。

7月11日、中1週で迎えた25戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月22日、中5週で迎えた26戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた27戦目は、富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた28戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワカリライアンスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月26日、中1週で迎えた30戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月23日、中3週で迎えた31戦目は、射手座特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で江下英昭騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で江下英昭騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。