プリンスヴィル（2008年生、母メモリアルサマー）

Princeville

2008.05.01

プリンスヴィル（2008年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ハワイカウアイ島北部にあるリゾートエリア」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したメモリアルサマーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月5日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2011年）

3月26日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったシャイニンロミオに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモディセントに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。