ガーシュウィン（2014年生、母ブルームトウショウ）

ガーシュウィン（2014年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時15歳）と交配したブルームトウショウが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業株式会社トウショウ牧場。2020年のスプリント特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、トウショウ産業トウショウ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって442.8万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月2日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアポロミッションに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

3歳（2017年）

6月17日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月20日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

10月14日、中7週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。17着に終わった。

4歳（2018年）

5月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月23日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月12日、中6週で迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。7着に沈んだ。

10月13日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（6戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。3着に入った。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。4着に入った。

11月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2019年）

4月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

4月29日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトーホウレジーナに3/4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月20日、中8週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。18着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

6歳（2020年）

5月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（9戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

2020年5月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月30日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた26戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた27戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のナリタスターワンに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月10日、中5週で迎えた28戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、地方重賞のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた31戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた32戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

7歳（2021年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた34戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた35戦目は、若草特別（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた36戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた37戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2021年5月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。