リネンコゾウ（2010年生、母サクラシルフィード）

リネンコゾウ（2010年4月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋小僧」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルールオブロー（当時9歳）と交配したサクラシルフィードが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は長谷地義正。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長谷地義正から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、戸山光男によって294万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月2日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

6月22日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

8月24日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月28日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったブライトアーラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月5日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミリオンクローネに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月3日、連闘で迎えた10戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレディースワローに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月9日、連闘で迎えた14戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月24日、中9週で迎えた19戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた22戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた23戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（13戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（14戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた26戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月8日、連闘で迎えた27戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月15日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木麻優騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月21日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた29戦目は、一般C2五六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（15戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。