グレードカップ（1989年生、母オーマツテイ）

グレードカップ（1989年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時15歳）と交配したオーマツテイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着1回、中央障害8戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月30日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

3歳（1992年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタヤスコルトンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた8戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1600m 小雨/重）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（7戦1勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた11戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（11戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（12戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4歳（1993年）

1月9日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（13戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた16戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、2着となった。

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の志賀島特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

7月3日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（16戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（17戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（18戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた25戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイイチアラシから1馬身1/4差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた29戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1994年）

1月6日、中1週で迎えた30戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（19戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（20戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（21戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月24日、約5か月の休養明けで迎えた34戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。