ビックエンペリー（1995年生、母ルピナスホープ）

ビックエンペリー（1995年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエンペリー（当時22歳）と交配したルピナスホープが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荒木貴宏。戦績は、地方16戦4勝2着1回。1998年の花吹雪賞(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

7月3日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサンデーポイントに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた5戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

3歳（1998年）

1月3日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた6戦目は、鶴田知久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のワンダートップランを半馬身振り切って2勝目をマークした。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鶴田知久騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリリーローズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

5月18日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で鶴田知久騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウツミテイオーに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

6月21日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の栄城賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鶴田知久騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（1999年）

4月18日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鶴田知久騎手（4戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マスコットグラマンに交わされて5馬身差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鶴田知久騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で鶴田知久騎手（6戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鶴田知久騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鶴田知久騎手（8戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（2000年）

1月4日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鶴田知久騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で鶴田知久騎手（10戦3勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。