ザングウィル（2020年生、母Zaaqya）
Zangwill
2020.02.02
ザングウィル（2020年2月2日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のDandy Man（当時17歳）と交配したZaaqyaが15歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2024年のウマ娘コラボまで、あと7日記念☆(C2一)。
経歴
デビュー前
大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2022年）
9月24日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 曇/不良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコウセイマリア決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
11月26日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。
3歳（2023年）
1月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。
1月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
3月19日、中6週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。
6月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
4歳（2024年）
5月30日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から44kg戻して迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。
6月19日、中2週で迎えた8戦目は、ウマ娘コラボまで、あと7日記念☆（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフレイムフォースをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。
7月11日、中2週で迎えた9戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
8月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョイブラックに8馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。
8月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。
12月18日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドゥーエニシングに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。