ビップジャスミン（2019年生、母メジロクロユリ）

ビップジャスミン（2019年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+『神からの贈り物』を意味する花名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時12歳）と交配したメジロクロユリが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。主な勝ち鞍は2022年の名古屋モーニングフィーバー29。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、戸川牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木邦英によって253万円で落札された。

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月30日、デビュー戦は小林凌大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は402kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

6月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた4戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夏色まつり生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフルフォースに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー29（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルミナスブルーに6馬身の差をつけて制した。

4歳（2023年）

3月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、5SM卒業記念（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウホオベニに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月31日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のラビットライトに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月1日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた10戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた11戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のスローンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた13戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（8戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた14戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5歳（2024年）

1月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（12戦5勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた18戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C6（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（13戦5勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4月27日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2 17（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のビーイングに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月19日、中2週で迎えた23戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、一般C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたクンバカルナ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた25戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したミスターホウジュにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月27日、中1週で迎えた27戦目は、中央競馬九州馬主協会会長賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、一般C2-7（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。