キタノエキスプレス（1995年生、母ミスキヤロス）

キタノエキスプレス（1995年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトップクラス（当時10歳）と交配したミスキヤロスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月28日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のゴールデンシリーズ第5戦（新潟(地)ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた6戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチエース特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトカグラを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

12月12日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4歳（1999年）

1月24日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。