トルファルディーノ（2000年生、母Illumination）

トルファルディーノ（2000年2月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「シュトラウス作曲のオペラの登場人物」。毛色は栗毛。種牡馬のGrand Slam（当時5歳）と交配したIlluminationが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦0勝、地方7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のラムタラ賞(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

菅原欣也厩舎（宇都宮）へ入厩。

3歳（2003年）

12月8日、デビュー戦は粂川京利騎手を鞍上に据えて、一般C5ハ（宇都宮ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は485kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のプライマリーカラーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月25日、中6週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

5月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた8戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月4日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5歳（2005年）

4月30日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、ラムタラ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーシルキーに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた16戦目は、アルデバラン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったビオトープからアタマ差の2着に甘んじた。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、ムーンライト特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアステリズムから2馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中3週で迎えた18戦目は、ガーネットスター特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。