フリティラリア（2010年生、母リリウム）

フリティラリア（2010年1月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ユリ科の花名」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時7歳）と交配したリリウムが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月17日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したウエスタンソーレを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月17日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月19日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンブリッジに半馬身届かず2着となった。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトゥザレジェンドを差し切れず、2馬身差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月24日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったトーワフォーエバーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月1日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のソルダテッサを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

5月18日、約8か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はバテてしまい17着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた17戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月14日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（7戦1勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

10月25日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5歳（2015年）

1月5日、中9週で迎えた22戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。