レオニダス（2000年生、母ティッパートゥー）

レオニダス（2000年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ（スパルタ国）の英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したティッパートゥーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地28戦5勝2着1回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の周防灘特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額7,000万円（175万×40口）で一口馬主が募集された。

桜田浩三厩舎（盛岡）へ入厩。

3歳（2003年）

12月8日、デビュー戦は南郷家全騎手を鞍上に据えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。馬体重は529kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヴィンテージポートから4馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキガーディアンに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフォージドキャップに1馬身半の差をつけて優勝

4月18日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月12日、中5週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたラブグレース決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

8月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

5歳（2005年）

2月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた11戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリージーウッズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

3月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアワーグラスをハナ差振り切って制した。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシシャモムスメをハナ差振り切って5勝目をつかんだ。

9月19日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安田康彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6歳（2006年）

1月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

2月12日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島太一騎手（4戦2勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダンツクインビーをハナ差振り切って6勝目をマークした。

3月11日、中3週で迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島太一騎手（5戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモエレフィールドに1馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

7月30日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太一騎手（6戦3勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は小島太一騎手（7戦3勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月10日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

7歳（2007年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた29戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

3月25日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた30戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月15日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた31戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。