プリンスサンダー（1999年生、母ナムラチャンス）

プリンスサンダー（1999年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトロットサンダー（当時10歳）と交配したナムラチャンスが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山敏之。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宝寄山敏之から「北海道8月市場サラブレッド2歳」と「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、宝寄山敏之から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、中地エージェンシーによって315万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

6月16日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3歳（2002年）

1月16日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップキウイ賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダンツリュウセイを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザビッグマシンに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月4日、中5週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシザヘイローに7馬身の差をつけて優勝

5月12日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るザオリオンスターを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャインアイカワを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャインアイカワを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2003年）

1月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

6月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月24日、中0週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で権藤学騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミスアザミを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤリテシャインを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で権藤学騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で権藤学騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で権藤学騎手（11戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた29戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（12戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は権藤学騎手（12戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（13戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。