ワールドヒーロー（1994年生、母キヨヒホウ）

ワールドヒーロー（1994年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時8歳）と交配したキヨヒホウが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地34戦2勝、中央障害4戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年のガーベラ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月2日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた6戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月19日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコンロッドに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のポットコマンチに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

6月22日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV杯（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（9戦2勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月24日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（12戦2勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（13戦2勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で郷原洋司騎手（14戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中5週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で郷原洋司騎手（15戦2勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 雪/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で郷原洋司騎手（16戦2勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の館山特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で郷原洋司騎手（17戦2勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で郷原洋司騎手（18戦2勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で郷原洋司騎手（19戦2勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で郷原洋司騎手（20戦2勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下のビッグベン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で郷原洋司騎手（21戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で郷原洋司騎手（22戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で郷原洋司騎手（23戦2勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で郷原洋司騎手（24戦2勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で郷原洋司騎手（25戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（26戦2勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（27戦2勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（28戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（29戦2勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（30戦2勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

5歳（1999年）

6月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブリッジスパートから4馬身差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月5日、中9週で迎えた37戦目は、野崎孝仁騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月11日、連闘で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムジースナイパーから8馬身差の2着となった。