エーシンネクスト（2010年生、母Shining Through）

エーシンネクスト（2010年4月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋右に出るもの無し（Ｎｅｘｔ　ｔｏ　ｎｏｎｅ）より」。毛色は栗毛。種牡馬のDistorted Humor（当時17歳）と交配したShining Throughが22歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のろべりあ賞(B2)。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月31日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月25日、中8週で迎えた3戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2014年）

1月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラルプデュエズに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月5日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウヨウコウを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

2月25日、中2週で迎えた8戦目は、わすれなぐさ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナリタアルテミスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレシャスエリーをアタマ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

5月1日、中6週で迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、はなみずき賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたボーラトウショウ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月26日、中7週で迎えた11戦目は、かえで賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のオーケストラピットに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、ろべりあ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブーツインジューンを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月18日、中2週で迎えた14戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた16戦目は、ジルコン賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦4勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。