ドゴン（2019年生、母レトⅡ）

ドゴン（2019年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マリ共和国のドゴン族より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時6歳）と交配したレトⅡが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ヴェルによって1,430万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月20日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3歳（2022年）

2月26日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた4戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月28日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイヴリーヌを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた8戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた12戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

12月29日、中2週で迎えた13戦目は、C3一3歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、メイショウテオスに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2023年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アンスリウムシンヤにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトキノヒトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月22日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユアーザキングに9馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月14日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月31日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラガープリンセスを3/4馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

11月4日、中8週で迎えた21戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5歳（2024年）

2月4日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた23戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた24戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた25戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、SAKURAダッシュ（園田ダート820m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート820m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた27戦目は、さつき特別（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は石堂響騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石堂響騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた29戦目は、半夏生『明石だこ』特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石堂響騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石堂響騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた31戦目は、グラジオラス賞（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石堂響騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で石堂響騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた33戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は永井孝典騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。