スマートパンドラ（2010年生、母オリミツキネン）

スマートパンドラ（2010年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋パンドラの箱より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したオリミツキネンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地2戦1勝、地方7戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐藤信広から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって672万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のデンタルハイジーンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月5日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブエラに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた7戦目は、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

12月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、頑張れケンケン生誕祭（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4歳（2014年）

1月23日、中6週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。