ヒミノプリンセス（2005年生、母サイキックガール）

ヒミノプリンセス（2005年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋王女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したサイキックガールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川正美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

7月13日、デビュー戦は荻野要騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた3戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスプリッツァーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月24日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月18日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったホクトスワンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月13日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のクリノソーニャをアタマ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

2月13日、中2週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた13戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

10月9日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

6歳（2011年）

1月15日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。