ナイスビクトリー（1989年生、母リルフイー）

ナイスビクトリー（1989年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラサニーオー（当時7歳）と交配したリルフイーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は伊藤ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、中央障害8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

7月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横田吉光騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、セノエワンダーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨウメイテイオーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた10戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

4歳（1993年）

1月16日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は横田吉光騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

2月7日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

4月3日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた14戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウイカルスから4馬身差の2着となった。

5月8日、中2週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（1994年）

1月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングサミットから4馬身差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアシヤピクエに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月27日、中4週で迎えた19戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。