タガノアップ（2011年生、母チャップアップ）

タガノアップ（2011年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したチャップアップが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、八木良司によって1,627.5万円で落札された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月19日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマリアフィオーレをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月23日、中8週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2015年）

4月25日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では全く伸びず17着に終わった。