キイボ（2001年生、母キルシェベルグ）

キイボ（2001年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「キルシエベルグ（母名）の坊や。牧場時代の呼び名」。毛色は栗毛。種牡馬のバトルライン（当時8歳）と交配したキルシェベルグが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）ラークヒルズ。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月29日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

8月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたニューウエーヴ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

9月4日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミフジハナフブキに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月11日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は減速してしまい最後はキョクイチバンブーと並んで14着同着となった。

11月16日、中4週で迎えた8戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2005年）

10月29日、約11か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5歳（2006年）

8月26日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月21日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。