マルブツゲット（1985年生、母ヤマトウメ）

マルブツゲット（1985年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアバージ（当時24歳）と交配したヤマトウメが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回。1987年の京都3歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月11日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシゲルハクウンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中3週で迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったマルシゲアトラスにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

12月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G1の阪神3歳ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3歳（1988年）

10月23日、約10か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（1989年）

5月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

7月9日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月27日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村本善之騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5歳（1990年）

4月14日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた18戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。