カセノウィナー（2016年生、母マルティプライ）

カセノウィナー（2016年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青森の地名＋勝利者」。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時11歳）と交配したマルティプライが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。主な勝ち鞍は2019年の土湯温泉特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月4日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（2019年）

3月23日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリワードアンヴァルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月11日、中3週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラザチェンジに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヴィーヴァマーレに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2020年）

4月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山元気騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。