ニシノガブリヨリ（2018年生、母ニシノプレシャス）

ニシノガブリヨリ（2018年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+がぶり寄り(相撲の決まり手)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時12歳）と交配したニシノプレシャスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はガーベラパークスタツド。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月5日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロングトレーンに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中8週で迎えた2戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3歳（2021年）

1月23日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月4日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカゼノタニノアヤカを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に敗れた。

10月30日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4歳（2022年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

4月3日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

7月3日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。17着に終わった。

11月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエクスパートランから1馬身半差の2着となった。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

5歳（2023年）

1月21日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年5月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。