マイネルバーテクス（2021年生、母マイネレーツェル）

マイネルバーテクス（2021年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+頂点」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したマイネレーツェルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月18日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月9日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

3歳（2024年）

1月13日、中4週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月8日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

7月20日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったオメガインペリアルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウイントレメンデスをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。