ナスノハツカゼ（2003年生、母ナスノプリティー）

ナスノハツカゼ（2003年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋初風」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したナスノプリティーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したトウショウシロッコに3/4馬身届かず2着となった。

3歳（2006年）

2月5日、中5週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコスモスコヴィルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月29日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2007年）

1月6日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月8日、中5週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したサケダイスキにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したウイドーハンターにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月7日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。