ミッキークイック（2018年生、母ミッキーポーチ）

ミッキークイック（2018年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+迅速な」。毛色は青鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したミッキーポーチが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社吉田ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウンドウイッシュを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月17日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月19日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月11日、中2週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月2日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたレッドブロンクス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（2022年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴアーサをクビ差振り切って制した。

5歳（2023年）

2月18日、約12か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2023年3月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。