アイアムイルシオン（2006年生、母プレミアムショール）

アイアムイルシオン（2006年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幻（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したプレミアムショールが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2009年のフォーチュネイトりんどう特別(C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、小倉牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、堀紘一によって3,045万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

7月25日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は524kg。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた2戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトりんどう特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホワイトレジーナに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2010年）

3月14日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノハピネスにハナ差届かず2着となった。

5月9日、中3週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2011年）

3月19日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

10月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。