タマヨリモハヤク（2012年生、母サインヒア）

タマヨリモハヤク（2012年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「弾よりも速く走ってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時10歳）と交配したサインヒアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方30戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年のあすか誕生日記念3(B3)。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月31日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。

10月19日、中2週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3歳（2015年）

1月17日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月1日、中3週で迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

3月29日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

6月6日、中9週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた13戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあすか誕生日記念3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラチナウィンドに約16馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた16戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールドマジックに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、鍋谷先生古稀記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた21戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた22戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C1-5（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4歳（2016年）

3月27日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた25戦目は、加賀温泉郷マラソン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた26戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた27戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた30戦目は、森田政八さん祝100歳記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったキタハナに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月29日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた32戦目は、熊本地震被災地復興祈念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた34戦目は、熊本地震被災地復興支援（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松木大地騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（7戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は松木大地騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（10戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた42戦目は、新潟県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマックスムーヴァにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。