キカオクベシ（2022年生、母クラレンスハウス）

キカオクベシ（2022年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「奇貨居くべし。得がたい好機を逃さず利用する」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時12歳）と交配したクラレンスハウスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は谷川ファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川ファームから「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、福田光博によって220万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2025年）

4月19日、デビュー戦は長浜鴻緒騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月15日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のミュークチェルシーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中7週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

10月12日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は長浜鴻緒騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。