ジョウノムサシ（2011年生、母ジョウノカトリーヌ）

ジョウノムサシ（2011年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時10歳）と交配したジョウノカトリーヌが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月3日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアルティメイタムにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のアドマイヤデウスをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

12月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に敗れた。

3歳（2014年）

2月10日、中6週で迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月18日、約8か月半の休養明けで迎えた5戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4歳（2015年）

2月18日、中9週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったカトラスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、東風特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた9戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、葉牡丹（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシャークを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、駒形賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた12戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルヴァルムを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月21日、中1週で迎えた13戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた14戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた15戦目は、地方重賞の桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。