リオサンバシチー（2000年生、母Star Like Tara）

リオサンバシチー（2000年1月29日）は、カナダで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「リオ＋サンバ（ブラジルの陽気なイメージで）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のSiphon（当時9歳）と交配したStar Like Taraが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の香嵐渓特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額3,600万円（3.6万×1000口）で一口馬主が募集された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月15日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のピサノキャニオンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサクラディスタンスにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

4月26日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2005年）

12月4日、約32か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6歳（2006年）

1月26日、中7週で迎えた5戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフサイチウィードをアタマ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月5日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハッスルシチーをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

10月28日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月10日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

7歳（2007年）

1月14日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイイージスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月12日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月7日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタカオセンチュリーに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8歳（2008年）

1月19日、中4週で迎えた15戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月23日、中4週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

4月13日、中6週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月11日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

11月9日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の第32回アジア競馬会議東京大会記念（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

9歳（2009年）

5月3日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

10月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10歳（2010年）

10月16日、約12か月の休養明けで迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた24戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

12月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。