イチコウエンライ（1986年生、母ヤソダラ）

イチコウエンライ（1986年3月17日）は、日本の競走馬、種牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のシナノリンボー（当時11歳）と交配したヤソダラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、地方19戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の新潟・高崎対抗戦(A)。

経歴

デビュー前

佐藤忠雄厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1988年）

5月2日、デビュー戦は大枝幹也騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳A（三条ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のタマキボーイに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月11日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳（三条ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングピツトオーをクビ差制して2勝目を掴み取った。

6月5日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（新潟(地)ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンルーキーに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月6日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、アラ系3歳（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミツヤヒリユウをアタマ差制して負け知らずの4連勝を決めた。

7月17日、中1週で迎えた5戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（新潟(地)ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタマキボーイに1馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

9月7日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた6戦目は、アラ系3歳（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月9日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦の東北アラブ3歳チャンピオン（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月29日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、アラ系3歳（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタマキボーイに約13馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

11月8日、中0週で迎えた9戦目は、アラ系3歳（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタマキボーイに4馬身の差をつけて7勝目をマークした。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦の若駒賞（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセンシンスカールに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（1989年）

1月2日、中5週で迎えた11戦目は、アラ系一般B（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大枝幹也騎手（8戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイシンマサルに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月9日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳戦の新潟卯月賞（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大枝幹也騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンダイムサシから6馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の新潟・高崎対抗戦（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大枝幹也騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノパレードをクビ差制して10勝目を達成した。

6月22日、中5週で迎えた14戦目は、3歳戦の新潟アラブ優駿（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大枝幹也騎手（11戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカスミリユウに3/4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月5日、中1週で迎えた15戦目は、あじさい特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で大枝幹也騎手（12戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルホチヤンプからハナ差の2着に甘んじた。

7月30日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の北日本アラブ優駿（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大枝幹也騎手（13戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月15日、中6週で迎えた17戦目は、市制100周年記念（新潟(地)ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大枝幹也騎手（14戦10勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた18戦目は、東北アラブチャンピオン（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で大枝幹也騎手（15戦10勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた19戦目は、3歳戦のアラブ王冠（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で大枝幹也騎手（16戦10勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。