マイネルファイター（1997年生、母ラツキータケシバ）

マイネルファイター（1997年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時16歳）と交配したラツキータケシバが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。1999年のアイビーステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、稗田牧場によって472.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月11日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファミリータイズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のプレイヤーズラックを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、勝ったシアトルフレームを半馬身捉え切れず2着となった。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月20日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は坂井千明騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

3歳（2000年）

11月25日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り18着に敗れた。

12月3日、連闘で迎えた7戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

4歳（2001年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

2月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月21日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた12戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月1日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。