アルバトン（2007年生、母ボルジアⅡ）

Al Baton

2007.04.14

アルバトン（2007年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋バトンを渡す」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したボルジアⅡが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着4回、中央障害3戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、石田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月8日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシルクターンベリーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

11月6日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスーサンストリームを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2011年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のエリモサプライズに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月29日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロードエフォールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の企救丘特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモエレジュンキンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るダヴィンチバローズを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したエンリルを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月25日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（10戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダースキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

12月15日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（11戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

6歳（2013年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（12戦4勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月31日、中8週で迎えた19戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリリーアタッカーから2馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムドンマイをクビ差制して優勝

6月9日、中7週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2014年）

4月11日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、春風特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。