スミレタンポポ（2012年生、母ジーアイジェーン）

スミレタンポポ（2012年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花名＋花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時11歳）と交配したジーアイジェーンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地26戦1勝、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、海谷幸司によって157.5万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月30日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は400kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナミノリゴリラに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月26日、中4週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

3歳（2015年）

2月8日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4月19日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

8月16日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月24日、中6週で迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4歳（2016年）

4月10日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

7月10日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月15日、中9週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた17戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

5歳（2017年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた20戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

8月20日、中7週で迎えた24戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた26戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 雨/重）に出走。17頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6歳（2018年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月4日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月2日、中3週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のジャッカスバークに1馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。