カネサマンゲツ（2002年生、母ウノ）

カネサマンゲツ（2002年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋満月」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時10歳）と交配したウノが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田ファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の館山特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑田ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月29日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコクサイトップラヴを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月31日、中5週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のシルクトゥルーパーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2005年）

1月16日、中7週で迎えた5戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月20日、中8週で迎えた6戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

12月11日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2006年）

1月14日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、アクレイムにクビ差交わされて2着となった。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のディーエスハリアーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月17日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5歳（2007年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた21戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

9月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

6歳（2008年）

3月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。