メイショウスズカゼ（1997年生、母ビューティルーブル）

メイショウスズカゼ（1997年6月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のミシル（当時9歳）と交配したビューティルーブルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、中央障害4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日進牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、松本和子によって850.5万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月19日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（2000年）

1月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた6戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月4日、中6週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったニシノスパークルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

6月4日、中8週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンツグレーターに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた13戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のえりも特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月29日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月10日、中7週で迎えた21戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着を確保した。

4月1日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったインディーシェイドから7馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた24戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。