スイートウィスパー(2016年生、母ケアレスウィスパー)

Sweet Whisper

2016.02.21

スイートウィスパー(2016年2月21日)は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「甘い囁き。母名より連想。誰からも愛される事を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ(当時9歳)と交配したケアレスウィスパーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年のグラビティ賞。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,200万円(4.4万×500口)で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎(美浦)へ入厩。

2歳(2018年)

11月25日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬東京芝1800m 晴/良)に出走。馬体重は440kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3歳(2019年)

7月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利福島ダート1700m 曇/稍重)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手(1戦0勝)。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月24日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利新潟ダート1800m 晴/稍重)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月1日、連闘で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利新潟芝1600m 外回り 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月20日、中6週で迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のENJOY!HANEDAキャンペーン記念川崎ダート1400m 晴/重)に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたジュンサンム決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月21日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のグラビティ賞川崎ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手(1戦0勝)。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリュクスコンドルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中3週で迎えた7戦目は、引退馬協会ナイスネイチャ賞川崎ダート1500m 晴/稍重)に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手(2戦1勝)。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4歳(2020年)

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、宝船特別川崎ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手(3戦1勝)。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた9戦目は、大寒特別川崎ダート1600m 晴/重)に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手(4戦1勝)。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた10戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四川崎ダート1500m 晴/稍重)に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。