ジェイケイコマンダ（1999年生、母オギロートレック）

ジェイケイコマンダ（1999年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時9歳）と交配したオギロートレックが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は山本康志騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフェルヴォーレを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2002年）

2月10日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は山本康志騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーション特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた5戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた6戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

8月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。